大学院の税法免除を活用しての資格取得インタビュー・岩垣 – 日本経営ウィル税理士法人リクルートサイト

2020年入社

チーフ・税理士トータルソリューション事業部

Q1

税理士を目指し日本経営ウィル税理士法人に入社したきっかけ

高校は商業科に通っており、そこで簿記が好きになったので、初めは簿記を教える商業科教諭を目指していました。しかし、大学にて教職課程を受講する中で、徐々に教えるよりも自ら究める方に魅力を感じるようになり、公認会計士か税理士に絞りました。前者は大企業を外からチェックするようなイメージであるのに対し、後者は中小企業の経営者に寄り添っていくイメージがあり、後者の方がやりがいがあって楽しそう!という理由で税理士を志すようになりました。

数ある税理士法人の中で弊社を選んだ理由としては、3回生の時に参加したインターンシップにて、いい意味で社員さんとの距離が近く、社員さん同士も非常に楽しそうな雰囲気だったこと、また、活躍している税理士さんに魅力を感じたので、選考に進むことを決めました。

在学中、4回生の税理士試験で簿記論と財務諸表論に合格し、4回生の9月から法人税法と消費税法の勉強を始めました。入社前に3科目以上に合格することを会社が後押ししていただき、税理士試験が8月であることを考慮して、入社を同期と約半年遅らせた9月に入社をしました。

大学を卒業したその年に、無事法人税法に合格し、3科目保有となりました。

Q2

大学院での税法科目免除をめざした理由

大前提として、税理士試験に早く合格したいという想いがありました。もちろん、試験を受けていけば1年で複数科目の合格を狙うことができ、大学院に通うよりも早く税理士試験に合格することができる可能性はあります。しかし、試験は運の要素もあると思っており、いろいろなものを犠牲にして仕事と試験勉強とを両立させたけど結果的に運の要素が入ってきて、不本意に合格までの年数を伸ばしてしまう…という可能性もあります。この点、大学院の方は、2年間だけ論文作成に注力すれば、運の要素はほとんど排除できます。大学院に行く方がお金はかかりますが、そのデメリットよりも早く合格できるメリットの方が大きいと思い、決断をしました。また、試験勉強と大学院では頭の使い方が異なるので、捉え方は複数あるかと思いますが、より実務に活きるような頭の使い方や勉強ができるという点でも大学院を選択しました。

Q3

働きながら大学院に通う上で大切な事

大学院のスケジュールについては、1年目は単位を取得するために平日週4日、土曜日は丸一日講義を受けるという感じでした。1年目で単位を取り終え、2年目は論文作成のみに集中できるように講義をスケジューリングしました。

仕事と大学院を両立させる中で関門となっていたのが、就業時間です。弊社の定時は8:30~17:30ですが、平日夜の講義は17:30開始でした。定時で勤務していると講義開始時間に間に合いませんので、上司に相談して、講義のある平日は特別に勤務時間を1時間前倒しする許可を会社からいただき対応いたしました。異例な勤務体系でしたが、これを良しとし応援していただいた会社にはとても感謝しています。

また、入学後も上司や先輩からは常に気を配っていただき、自分自身一杯一杯になることなく卒業できました。同じように他社から大学院に通っていた同期の中には、会社の理解や職場のサポートがなかったことで留年する人が一定数いたので、私がスムーズに卒業できたのはやはり会社の理解と周りの方々のサポートの影響が大きかったと思います。

Q4

5科目試験合格と院免除の違いは

巷では、「院免は逃げだ」と言われることがあるそうですが、今のところそのように言われたことや感じたことはありません。

働く上では、どのようにして税理士になったかというのはあまり関係がなく、やはり会計や税務の分野において目の前のお客様にどれだけ満足して頂けるかが一番大事になってくるので、働いている中で院免と試験合格の違いはほとんど無いという印象です。

違いがあるとすれば、試験合格されてきた方は各税法のかなり細かなところまで勉強するので、実務でその論点が出てきたときは強いかと思います。一方、院免の方は、そういった知識で劣る代わりに、条文が作られた背景や過去の判例等を勉強しますので、日々条文に立ち返って調べる実務においては、日々の案件や税務調査の際に柔軟な対応がしやすいのではないかと思います。

Q5

大学院の税法免除を検討している皆様へのメッセージ

院免にするにしても試験合格にするにしても、自分自身の頑張りと工夫は最低限必要ですが、それと同じぐらいに環境も大事です。院免目指して税理士に早くなりたい人は、それができる、歓迎してもらえる職場かどうかを先に確認しておく必要があると思います。そして、入社後は、仕事と大学院の両立の理解とサポートを得るために、上司や周りの同僚にはマメに報告・連絡・相談を行うのが大切だと思います。

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