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役員・統括代表社員税理士
東 圭一 Keiichi Azuma
元々、税理士を目指していた訳ではなく、ちょうどバブル崩壊の時期で手に職を付けるのが良いと考え専門学校で簿記の勉強を始め、簿記論と財務諸表論合格後、現在の税理士法人日本経営に入社。入社して10年は目の前の仕事にひたすら没頭する日々を過ごしました。当初は、我々のミッションは税金をいかに減らすかと考えていました。実際、経営者と話していてもかみ合わない。なぜなら経営者が常に考えていることは、利益を出して、次に投資をしたり、従業員を守ったり、社会に貢献したり…。節税はその中の一項目に過ぎないと感じ始めました。
お客様へどのようにしたら、自分自身が役立てるのかを、自分のキャリアプランとして考えました。
税金の一項目だけに関わるだけでいいのかと考えるようになりました。
税理士試験に合格したころから、自身のキャリアプランも含め能力開発の方向性を考え始めました。税金を税法として捉え、法律としての理解を深めるために、司法試験の受験にも挑戦してみました。
2007 年に、とある金融機関が事業承継ビジネスを始めるに至って、メガバンクに出向する機会を得ることができました。製造業、小売業、サービス業の多種多様な業種 会社規模が上場会社規模から中堅会社まで幅広い会社を見ることができました。
出向させていただいていたとき、年 間 200 件ほどの会社を訪問し、事業承継の相談 提案にかかわることができました。
出向当初は、税金を少なくする提案が良い提案と思っていました。
事業承継は、税金だけではありません 会社の資金繰り 後継者の育成 会社の幹部・従業員の生活の確保 会社の組織的運営の構築など 様々な要素が絡み合う業務です。
金融機関の会社の業績の見方などは、大変勉強になりました。
出向当初、私は毎週金曜日 出向先の金融機関の部署会議にも参加する機会を得ていました。要点を整理された会議資料、報告は3分以内で行うとか 決められた時間内で全員に理解してもらうための努力とか、組織を動かすための様々なことを学びました。
大変驚いたことは、出向先の部署に転勤されてこられた行員の方が、税法(事業承継に関する部分)に真摯に取り組む姿勢でした。税理士でも難しい書籍を読みこなし、不明箇所は、理解できるまで質問してこられました。
ある行員の方に「なぜ ここまで真剣に税法に取り組むのですか」と聞いたことがあります。一言「仕事だから」という言葉でした。
自身が与えられた場所で自分の取り組む課題に愚直に取り組む者が多い組織ほど、組織力が向上するのではないかと反省した場面です。
帳簿をチェックするとか、正しい申告書を作るというのは当然のことで、それプラスお客様にどう寄り添って意思決定をどうサポートできるかが大切です。
事業承継に限らず、会計事務所の仕事は1年で完結する仕事ではありません。
会社は、永続的に発展 社会に残っていかなければなりません。
私どものサポートで日本の会社が発展・存続できるのであれば、これほど良い社会貢献はないと考えています。
税理士は、会社の意思決定をするわけではありません、主人公になれないかもしれません。経営者に寄り添って行くことが必要と考えています。主人公ではなくでも主人公意識はあります。経営者の頭の中を整理するお手伝いをし、最終的に間違いではない方向に導く事が大切です。
そのため、「東さんに相談して方針が決まりました。」って言われた時は、責任の重さを改めて痛感します。
人生を楽に送りたい人は、この世界には向いていないと思います。数十年前、税理士は、帳簿作成の専門家だったかもしれません。今はAIやRPAなどの技術も発達し簿記は特殊技能ではなくなってきました。
求められるのはまず、お客様の経営に寄り添う姿勢・能力です。
自分でこれだと決めた領域には誰にも負けない努力をして専門性を高める事が必要です。しかし個人の能力には限界があり、一人の力で経営の全てを解決することはできません。
自分の専門領域外は他の専門家の協力を得る事も必要です。他の専門家の協力を得ようとするなら人間力も高めておかないといけません。
日々自分が他人のために汗をかいているかが大切です。そのような人間がたくさんいると良いチームの状態になり生産性の向上、職域拡大していきます。
当社には、様々な事業部がありますが、事業部の提供業務について探究心を持って欲しい。しかし一つのことを極めてもお客様の経営課題は解決できない。プラス何か強みを持って欲しい。つまり例えば法律でもいいし、会計でもいいし、人事でもいいし、労務 ITでもいいしプラスアルファの武器を磨くことで社内からもお客様からも求められる人材になっていくと思います。