Natsuki Inoue – 日本経営ウィル税理士法人リクルートサイト

一人ひとりの開発力こそ「成長戦略」

一人ひとりが主人公になるために、誰にも負けない専門性を磨いています。どのような仕事に従事してきたかではなく、
どのような事業を開発してきたのかが、私たちが考えるキャリアです。
“会計・税務”という軸が中心でありながらも、個々に専門性に特化したプロフェッショナルをご紹介します。

T.A.S.U事業部

2012年入社

マネージャーManager

Q1

毎月膨大な処理を行う会計部門にて、若くしてさまざまな改革に挑戦されている井上さん。仕事内容を教えてください。

私は月次処理課という部署で管理運営を行う立場にあります。会計業務において全社で毎月約1,000もの膨大な経理処理を一手に担う部署ですから、最大限の効率化を図る必要性はもちろん、その精度の高さが何より問われる仕事です。
一般的な会計事務所では巡回担当者がお客様への訪問から経理処理まで一貫して作業を行うものですが、日本経営では訪問後の処理は私たち月次処理課が分業するスタイルを取っています。巡回担当者の抱える仕事量を大幅に減らし、より高度な専門性を持って対応できるこの取り組みは、他社と一線を画す非常に大きな強みです。しかしその一方で、介す人の手が増えることで新たなミスの芽を作る可能性も考えられます。しかし、私たちは大事なお客様のデータを預かる砦。現場で起きるリアルな問題やミスのパターン、反省に基づいた改善アイデアの洗い出し、現場ならではの声などを徹底的に収集・分析した結果、このたび「自動監査システム」を構築しました。会計処理は想像以上に神経を擦り減らす負担の大きな仕事です。システムとしてデータを読み込むことで形式的なチェックを客観的に行い、異常を察知できる工夫を施しました。劇的な作業時間短縮にも一役買える期待があります。『20分を3分に(短縮する)!』は現在のチームの合言葉となりました。一筋縄ではいかない高い目標ですが、チーム一丸となり意識高く取り組めば必ずや達成できる数字だと私は手応えを感じています。正確な処理を提供することは当然として、お客様のためにまだまだ我々側の業務も改善すべきポイントはあるはずです。さらなるシステムの有効活用や新たなる改善の切り口を見つけ出すことは、チームリーダーという立場である私が取り組むべき責務だと感じています。
業務改善は組織として取り組むべき大きなテーマである一方、具体的な改革を起こすためには根気強く障壁を乗り越えなければなりません。分業は作業がスムーズに行わなければその意味がありませんし、属人的な負担の軽減は全体のクオリティを維持することに直結します。運用方法や細かなフローは変化を形にする重要な地図となり、現場レベルで感じる品質の安定は組織全体の価値を大きく向上させるものです。
今回の自動監査システム構築をはじめ、日本経営ではさまざまな分野の分業の輪が広がっています。私たちは常に今お客様に提供しているものが最良であるという自負を持って仕事に取り組んでいます。

Q2

井上さんが仕事の中でやりがいや充実感を感じる瞬間はどのようなときですか?

業務のやり方を変えるということはチームに多大なるインパクトを与えますから、ある程度の結果が見えるまで軌道に乗るには比較的長い時間を要します。最初から完璧な業務フローを作れる人なんていませんから、いろんな失敗や気づきを繰り返して少しずつ理想の形に整えていく感覚です。「仕事が楽になったよ」と直接声をかけられるときはもちろん嬉しいですし、スケジュール通り淡々と処理が進むときも確かな成功を実感できます。明確な納期がある仕事ゆえ、ミスなく順調に物事が進むことは当たり前だけどとても重要なことです。新しいアイデアを提案したときに、みんながすぐに「それやろうよ!」と受け入れてくれる瞬間なども強いやりがいを感じますね。

Q3

そんな経験をしている井上さんだからでしょうか、井上さんの事業部は社員のライフステージに合った働き方を提供していると聞きました。具体的にはどういう意味ですか?

当事業部の人員構成はほとんどが女性で、子育てをしながら働いている方もいらっしゃるため、勤務時間に制限がある方もいらっしゃいます。
業務を標準化・細分化することで、個人で業務を行うのではなくチームで業務を行う仕組みを構築しています。このため、急遽誰かが出勤できなくなったとしてもリカバリーできる体制ができています。
また、当事業部が納期どおり業務を納品しているからこそ、営業部門側もスケジュールを組みやすいフローになっているかと思いますので、例えば現在、巡回担当者で子育てをしており、勤務時間に制限がある方にも今後もご活用頂けると思っています。社員のライフステージに合った働きやすい環境を追求、提供していきたいと思います。

Q4

日本経営においてご自身の成長を感じた経験やエピソードはありますか?

入社2年目の出来事ですが、東京支社との分業体制構築という前例のない仕事に出会いました。当時、社歴の浅かった私には、フローの構築から実行まで一任いただくというその内容自体がビッグチャレンジそのもの。対応ひとつに責任を持つこと、想いを伝える言葉の選び方、自分の意見を押し付けるのではなく相手の意見を引き出すことの難しさ―たくさんの学びを得る中で最も痛感したのは「主体性を持つ必要性」でした。上司や先輩方にも幅広く相談し、自分の考えるフローをブラッシュアップし続けました。無事に仕事を終えたときの感動は今でも覚えていますね。試行錯誤に苦しんだあの時間こそ今の自分を支えてくれている礎です。見える景色や角度は大きく変わりました。主導権を握らせてもらいながら、試行錯誤する経験を若くしてできる日本経営はやっぱり成長の厚みが違う会社です。失敗も含めて温かいフォローがあり、同僚のバックアップもアドバイスも心強い組織です。

Q5

将来のビジョンや目標、達成したいことを教えてください。

自動監査システムのますますの進化も大きな目標のひとつですが、「人がチェックすること」はそもそも品質を担保するために欠かせないことです。しかし形式的なチェックまで人が行うとなると逆にそれはミスを招く要因となります。もちろん人でしか気づけないミスやフォローがあります。人がやったほうが良いチェックは人がやる、システムに任せるべき部分は効率を優先するといったメリハリのある体制作りがこれからの会計事務所にはもっと求められていくことでしょう。今はクラウド会計ソフトも台頭している時代です。そういったものも必要に応じて有効活用し、システムと人との正しい区分をして、トータルとしての仕事の精度をもっと引き上げていけたらと考えます。良い意味での仕事の強弱といいますか、人の働きやすさや快適さにも直結する問題ですから、精神的な負担も含めてこの取り組みはさらなる意義を持っていくのではないでしょうか。余裕ができることで自分にしかできない発想やアイデアが飛び出すかもしれません。お客様にもこの発想の転換が良い相乗効果となって届くといいなと思います。また、全く新しいシステムの構築にもぜひ積極的にチャレンジしていきたいですね。

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