Mayumi Ogino – 税理士法人日本経営リクルートサイト

一人ひとりの開発力こそ「成長戦略」

一人ひとりが主人公になるために、誰にも負けない専門性を磨いています。どのような仕事に従事してきたかではなく、
どのような事業を開発してきたのかが、私たちが考えるキャリアです。
“会計・税務”という軸が中心でありながらも、個々に専門性に特化したプロフェッショナルをご紹介します。

税務審理部

2000年入社

税理士Tax accountant

Q1

現在の仕事内容を教えてください。

税務審理部にて、税務品質を保つためのさまざまな業務に携わっています。担当も持っていますのでお客様への訪問をはじめ、申告書の検算、外部からの税理士先生をお招きしての税務問題を検討する会の運営、他部門からの税務に関する質問への回答書の作成、社内研修の講師、“品質向上”、“書面添付”といった業務推進プロジェクトメンバーとしても活動しています。税務においてはスペシャリストである自覚と、営業担当者としてのリアルな現場を知るコンサルとしての発想を自分の大切な両輪として持つよう心がけています。

Q2

中でも荻野さんの社内研修は評判を呼んでいるとお聞きしていますが?

ありがたい話ですね。社員たちは皆多忙を極める中で貴重な時間を割いて研修を受けています。即実務の中で役立つような何かを得ていただかないと申し訳ないという思いが強くあります。まして税務という面倒で難しいお話をするわけですから、まずは入口として興味を持ちやすいよう旬のトピックスを散りばめる工夫をしています。例えばアメリカ大統領の税に対する考え方やアマゾンにおける国際的なネットワークを駆使した節税スキームの件など、国際的な視野も織り交ぜながら立体的に税務の本質を捉えられる研修になるよう、準備にも入念に時間をかけています。税務は法律も深く絡み合う、複雑で難解な分野です。また改正も頻繁に行われますから、私も含めて常に最新にアップデートした知識を持たねばなりませんし、品質という信頼を担うべき立場である以上、検算などの作業も決しておろそかにできません。加えて数字を扱う仕事ですから精度の高い結果を当然求められます。研修やプロジェクトを通じて、いかに知識の純度が高いままご自身の中に吸収いただくかという問題においては難しさもあり、それと同時に自分のやりがいを強く感じる部分でもあります。税務は自分だけが理解していれば良いというものではありません。組織全体としての理解の底上げはもちろん、社内から厚い信頼を寄せていただける存在になれるよう日々活動しています。

Q3

現場の皆さんの知識の底上げを実感する瞬間は?

税務調査という、いわばお客様と税務署側が対立するような厳しい場面での立ち合いを長きに渡って経験していますが、その中でも最近の担当者の皆さんはしっかりと状況を理解され、整然とした対応をされています。もちろんご本人の努力の賜物ですが、私が研修等でお伝えさせていただいた知識も少なからず実を結んでいる手応えを感じます。日本経営の皆さんの能力の高さ、レベルの高さにはいつも驚かされます。育成という部分において今私ができることは何か―これからも地道に探し求めていきたいと考えています。

Q4

ご自身の仕事の原点は何ですか?また、日本経営において自分の成長を実感できる理由はどこにあるとお考えですか?

私がそもそも税理士を目指したきっかけは育児中にありました。「社会とのつながりを持ちたい」「社会的使命や責任感のある仕事に就きたい」という強い思いに突き動かされ、子育ての傍ら6年の歳月をかけて税理士資格を取得しました。子育てと勉強を両立することはやはり並大抵の困難ではありませんでした。しかし、主婦だったからこそ自分の置かれている立場や日本の社会情勢について思うことなど、得るものはとても多かったと感じています。主婦である自分の自由な時間が実際どれだけあるのか、せっかく時間を割くのだから「社会的使命感や責任ある仕事でありたい」という思いは次第に自分の中で確信となりました。

 人生の充実感など全部あわせて考え抜いた結果、税理士という仕事にひとつの答えがあると思いました。何か資格がある方が女性の社会復帰には有利という現実もありますが、私にとっての成長の原点はこの税理士資格への挑戦に他なりません。『人間は人生の中で何かひとつ真剣に取り組み、やり遂げたという達成感を持てれば心の支えとなる』―これは私の経験から得た持論ですが、困難を乗り越える勇気となり、その後に得たブレない心の強さは今の私にとってかけがえのないものです。
日本経営ではさらに成長をダイレクトに感じることができます。理由はふたつあります。

 ひとつは、仕事を自由に組み立てることを尊重してくれる風土にあります。例えば税務調査では基本方針を上司と確認した後の税務署との交渉やお客様への伝え方等は若手時代よりイニシアティブが現場側にあります。しかし、良い結果に辿り着くための方法についての具体的な指示は敢えてありません。また先ほど、業務推進のためのプロジェクトメンバーであるとのお話をしましたが、これらのプロジェクトにつきましてもテーマは与えられますが、その目的に達するまでのプロセスについては何の指示もありません。自分で、手探りでプロジェクトを組み立てていくわけですが、そこがこの会社ならではの特徴だと思っています。仕事に対しての捉え方は人それぞれですが、捉え方や取り組む姿勢によって成長の幅はずいぶん異なります。自由度が大きい仕事ほど能動的に行動したいと思いますし、周りにも同じ考えを持つ人が多いので、刺激し合いながらより良い相乗効果が期待できる職場です。組織の発展を支えるためのエンパワーメント(権限移譲)を大いに感じられる社風があると思います。

 もうひとつは、女性としての働く環境です。少子高齢社会において今後ますます女性の活躍は求められると思いますが、当社では複数の時間帯による働き方があります。実は私も子供が中学生になるまではその制度を利用した一人です。女性のキャリアを分断せず長く働くことができる仕組みは、仕事での成長を支える大きな柱です。最近では社内保育所も設立されるなど、働く女性を受け入れる基盤は少しずつ整いつつあると思います。とかく女性はライフプランといった大きなスパンで物事を考えなければなりませんから、仕事のバランスは非常に大きな問題です。女性ならではの変化に柔軟に対応できる仕組みがなければ女性の働きづらさはなかなか改善されません。働き方を選べるという当社の取り組みには女性にとっての大きな未来があると信じています。
また、税理士も資格があれば男女関係なく対等にやり合える仕事です。ただ、どうしても経験に頼る部分は大きいですから、男女で差異が出る場面もあるかもしれません。しかし、自分自身で工夫したり、経験からの学びの場を平等に与えてくれる日本経営にはサポート力を感じています。若くても年次問わずビッグプロジェクトに携われる気風や社風が人を成長させている原動力だと思います。

Q5

将来のビジョンや目標、達成したいことを教えてください。

税理士は国家の重要な租税に関わっています。申告納税制度を守る責任がある社会的な役割を持つ存在ですから、まずはそれをしっかりと念頭に置き、税務品質の向上に積極的に携わっていきたいと思います。品質とはすぐに結果が出るようなものではありませんから、社会からの信頼を愚直に積み上げ、お客様に安心してお付き合いいただける事務所作りこそ、これからの厳しい社会で生き残るために必須であると考えます。法令改正等の研鑽など怠らず、どこまでも品質にこだわり抜く姿勢を貫き通し、事務所発展の一端を担う存在になることがまずは目の前の目標です。また、お客様によっては海外での資産運用や国際的な対応を求められることもあります。国外の処理なども少しずつですが接する機会が増え、英語を本格的に勉強する必要性を感じています。日本と外国の申告制度は全く違うものです。これからも仕事の幅が広がっていくように、新しい仕事にも積極的に関わっていきたいと思います。
自分で意識して勉強を続けることはとても難しいことです。日本経営は社内社外問わず研修などの勉強の場は積極的に与えてくれますから、そういう点においては大いに安心できる会社だと思います。関心を高く持ち続けることは、意志の強さを試されることかもしれませんが、それが今の自分を作り上げた土台になっていることは確かです。過去の自分にも感謝しながらこれからの日々を歩んでいきたいと思います。

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