Masanobu Shinmen – 税理士法人日本経営リクルートサイト

一人ひとりの開発力こそ「成長戦略」

一人ひとりが主人公になるために、誰にも負けない専門性を磨いています。どのような仕事に従事してきたかではなく、
どのような事業を開発してきたのかが、私たちが考えるキャリアです。
“会計・税務”という軸が中心でありながらも、個々に専門性に特化したプロフェッショナルをご紹介します。

歯科事業部

2007年入社

ゼネラルマネージャーGeneral manager

Q1

現在の仕事内容を教えてください。

歯科診療所の財務・収益改善コンサルティングや事業承継、M&Aといった仕事を主に担当しています。シンプルに表現するとお客様の人生をサポートし続けるのが私たちの仕事です。
 財務コンサルティングの内容は、売上、経費、利益などの数字を根拠に将来の意思決定の支援を行います。例えるなら、マラソンランナーに並走するコーチのような存在です。大切なお金を使い過ぎないようにどうすれば良いか、投資すべきポイントはどこかなど、将来を一緒に描きながら総合的な提案を行います。お客様のブレーキ役になる事も大切な役目と思っています。
 収益改善では、売上を上げるだけではなく本当のあるべき「健全な経営の形」に整えることが本質だと感じています。システム効率の向上、考え方の根本に触れる問題にまで深く切り込むことがあります。私たちのお客様はあくまでも経営者やスタッフの皆さんですが、その先にある家族や従業員の方々など、多くの人々の人生をも巻き込みます。責任は重いですが、なんとしてでもお客様の期待に応えたいという想いに駆られます。最良の解決策を見つけ出すことが私たちの目指すべき場所であり、やりがいです。そのためにシンプルな考え方を心がけ、本来の力を発揮できる経営を実現できるようにすることが私たちの役目です。
 一方、M&Aはお客様の承継期や創業期のお手伝いする仕事です。また、想定の範囲で完結していかない事も多い仕事です。それが面白くもあります。事前の調査などには特に力を入れ、相手が見つかったとしても、きちんと承継できていけるのかをしっかり見極めることも重要です。事業承継をしたいというようなお話をご相談いただけるだけでも、お客様から信頼をいただいている証ですから、やりがいと使命感はとても強く感じます。また、地域社会の繁栄の継続といった社会的意義も大きいと感じています。

Q2

とてもやりがいに溢れた仕事ですね。やりがいの中から感じるご自身の成長とはどんなものですか?

大きな壁、難題に挑戦していく過程の中で成長していると感じています。特にお客様の難しい課題、問題を解決していくときに実感します。例えば、収益改善などは大きく売上が改善されると達成感を得られます。しかし、それ以上にお客様の納得ゆく形で改善がなされているのか、もっとご満足いただく方法があるのではないかと考え、努力した先に更に満足頂ける瞬間を垣間見ることができた時に強く心を打たれます。
お客様の描く理想に対して近づけた際にいただく「ありがとう」の言葉は何と言っても格別です。信頼関係や人の絆に深く触れる仕事ですから、数字以上の見えない部分に本当の価値がある仕事だと思っています。
 仕事を通じて学んだことは、結果も大切ですが、「お客様とともに歩んだプロセスがもっと重要だ」ということです。日本経営ではそのプロセスの積み上げ方を鍛えられる出来事が日常的にあります。業務の進め方などはある程度担当者を信じて自由に任せてくれますし、「やりたい!」と手を挙げれば積極的に大きなプロジェクトにも関われます。誰かに意見を潰されるとか受け入れてもらえないといったようなネガティブな話は聞いたことがありません。自分を鍛えるための仕事の取り組み方とも言いますか、自由の中にももちろん責任はあって、それを周りでバックアップしてくれるチームワークも熱いです。自分一人でできないことであればすぐにプロジェクトとして立ち上げて協力体制を取りますし、目標が明確であればあるほど達成するための環境は整っている組織だと思います。

 早い時期に目標を持てることは素晴らしいことです。与えられる仕事を待つだけでは本当の仕事の面白さを味わうことはできませんし、自分で何かを得る努力をしなければ成長はありません。日本経営はそれを試される会社だと思います。自分でやりたいことを見つけた人はどんどん深く突き進んでいける会社です。若い年次から海外で勝負している人もいますし、そういう意味ではチャレンジ精神に溢れた会社ですね。

Q3

信免さんの将来のビジョンや目標、達成したいことを教えてください。

今の自分が持っている知識と技術を活かして次なるステップアップも目指したいと考えているところです。特に収益的に厳しい歯科診療所やどうしても売り上げが上がらないクリニックなどの経営改善に携わっていきたいです。赤字経営を脱却するために一緒になって現場改善する仕事はこれからの時代に益々必要とされる分野だと痛感します。世の中の仕組みを見ても医療を取り巻く環境はこれから大きな変化を迎えていくことでしょう。M&Aも加速し、組織が大きくなればなるほど人の問題やシステムの問題、組織全体の問題などさまざまな課題が噴出します。一段ずつ足元を確かめながら、良い方向に向かう知恵をお客様とともに絞り、ひとつの答えを導き出すという作業には大きな社会的意義があります。どの時代においても真面目に経営していながら収益の上がらないクリニック、やり方が間違っていることで赤字に転落してしまう診療所など、数多くのパターンを経験してきました。適正な価値基準や判断基準をはじめ、健全な正しい経営に方向修正するということは一筋縄ではいきませんが、お客様の成長をこんなにも間近で体感し、成功の喜びを一緒に味わえる仕事は他にはなかなかないと思います。時にはピリピリしたムードの厳しい現場もあるかもしれませんが、人が手を出しづらいものであるほど、今まで自分が積み上げてきたものの真価が感じられると信じています。加えて経験値がものを言う世界でもありますし、泥臭い部分も実際多いです。遅々として進まない現状に思い悩むことも多々ありますが、自分が長年かけて積み上げてきた力を余すことなく発揮できれば、自分の中でも一皮むけた新しい何かがつかめるかなと期待しています。

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