役員インタビュー – 日本経営ウィル税理士法人リクルートサイト

トータルソリューション事業部
病院財務事業部

パートナー税理士

Q1

現在のお仕事内容を教えてください。

税理士の仕事と言えば確定申告や決算、一年間の営業活動の整理をして納税額を決定する仕事が一般的ですが、私たちはそれとは違い、「税のコンサルティング」を行っています。いわゆる節税だけでなく、意外に思われるかもしれませんが必要ならば増税の提案も行います。お客様の状況を正しく理解し、懐に深く入り込んで行う仕事という特性上、言うまでもなくお客様との揺るぎない信頼関係は絶対条件です。経営者の皆さんだけでなく、そのご家族、ご親族といったお客様を取り巻く多くの方との関係作りをはじめ、その中で起きるさまざまな出来事のご相談をお受けするケースは非常に多いものです。ときには親族間のトラブルにも遭遇します。税理士としての私たちにできることは限られた範囲でありながら、実は税といった切り口で解決できる問題は比較的多いものです。お客様の問題解決のためには全力を尽くします。ただ私たちが守るべき中立さやバランスといった点では決して見失わぬよう、お客様に対しても言わなければならないことははっきりとお伝えしますし、税を扱うプロとして守るべき大切なものがあります。家族経営のお客様も実際には多いですから、その距離感の近さゆえ、プライベートでデリケートな問題に立ち会うことも日常茶飯事です。例えば理事長がまさに亡くなられようとする瞬間に立ち会い、その場で遺言書を作成するようなケースもあります。自分自身も家族の一員かのような非常に近しい立ち位置にありながら、専門的な知識を持つ第三者的な視点を意識することは私たちが決してブレてはならない軸です。特に税に関しては目先の単純な数値だけではなく、組織が将来に渡り円滑に円満に回っていく仕組み作りが必要です。相続においては家族の形が激変する可能性もはらみます。お客様のために何が本当に大切なことなのか、常に正対して考えさせられる仕事ですね。組織の大小にかかわらず問題の本質は似通っています。自分自身の人間性も試されるような人の深い部分で繋がっている仕事でもあります。また、この仕事は数字で明確に表現されますから、達成感はきっと他の仕事よりわかりやすいことでしょう。私たちはあくまでも法律を順守した適正な納税を行います。常に最新の情報にアップデートできる知識力と鋭い判断力が必須となる仕事です。

すべてはお客様のために――

常にトライし続ける熱意と好奇心を胸に

一方で、私たちは誰もやったことがない新しい取り組みにチャレンジし続けることも大きなテーマとして掲げています。チームは常に「お客様のために新しい課題に挑みたい」という熱い思いに溢れています。例えば先日、スリランカでの買収調査の依頼がありました。もちろん初めての経験です。それでもご依頼を快くお受けした原動力は、やはりお客様に対しての熱意と、専門家として「やってみたい」という強い好奇心にほかなりません。その思いは日本経営という枠を超え、外部の提携先の皆さんの力を結集し、試行錯誤の末、無事にお応えすることができました。それ以降もさまざまな国々のご依頼をお受けすることとなりました。

もちろん一人だけの力では不可能です。“ここからは私たちの仕事ではない”と突っぱねることも至極簡単なことです。しかし「まずはお客様のためにやってみたい」「可能性が少しでもあるのならトライしたい」というアグレッシブな躍動感がこの事務所全体に溢れています。何もない場所からネットワークを構築することは至難の業です。しかし不思議なことに、一度達成するとそれはノウハウとなり、世界はどんどん広がってゆきます。全ての根底にあるのはお客様との揺るぎない信頼関係―私たちはそれを常に意識し、業務に取り組んでいます。

Q2

日本経営においてご自身の成長の原点となった経験はなんですか?

自分自身に課題を与え、答えを求め続ける経験は成長の原動力

成功を信じて任せてくれる会社風土は多くの気づきを与えてくれる

ずいぶん昔のことですが、私は中途採用で入社しました。入社したての頃は今ではとても考えられませんが、飛び込み営業の経験もしました。税理士の世界において飛び込みなんて普通はありえません(苦笑)。それでもあらためて振り返ってみると、今の自分を作り上げた基礎は、その経験に集約されているような気がします。玄関先でつまみ出されるようなことは日常茶飯事でした。しかし、そんな中でも自然と工夫を考えるように発想が変わる瞬間があるわけです。どうしたらまず会っていただけるのか。悩み考え、試行錯誤した末に、ついに50パーセント以上の確率で応接室に通されコーヒーまで出していただけるような状況になりました。支店長や役員などにいきなりお目通りできるような状況も多々ありました。その理由は、例えば最初の問いかけの言葉ひとつで人の印象が変わること、自信や度胸のなさ、人の心を動かし掴むトークの組み立て方など、小手先ではない自分の仕事にただ真っ直ぐに向き合い、何が大切なことか深く掘り下げたことで見えた気づきばかりでした。

自分自身に課題を与え、その答えを考え続けるという経験は、なにより自分が成長するための原動力です。その後も仕事においてのパイプ作りなどには見えない大きな力を発揮したと思います。そういった意味でも若いうちにいろんな経験をさせてくれた日本経営の風土やサポートは自分を大きく変えてくれましたね。任せてくれる仕事の範疇も広いですから、責任感ややる気も違ってきます。上司は人情派で「仕事は金だけじゃない。本当にお客さんのためになるなら赤字覚悟でもやってこい」なんて陰で背中を押してくださった方もいて、本当に心強かったですね。もちろん会社ですから赤字は許される話ではありませんが、それほどの気概を持って信頼して任せようとしてくれる空気感は今も変わりません。そういった日本経営の風土がこれほどまでに人を成長させるのだと思います。

Q3

これからの目標や将来のビジョン、達成してみたいことはどんなことですか?

「医療の日本経営」と並ぶ「税理士の日本経営」を目指して―

今手掛けている相続申告等の受注や事業そのものを、少なくとも現状の10倍には拡大したいという目標を掲げています。これから日本はますますの高齢化が進みます。加えて、法改正等でいままで富裕層が対象だった申告納税が、その裾野をサラリーマン層にも大きく広げています。そこにビジネスチャンスがあり、実際これからの世の中にますます必要とされるべき分野になっていくことでしょう。特に相続は複雑に派生するものです。保険の提案ひとつをとっても相続税が安くなる場合があったり、問題はさまざまです。売却や納税資金への変換、不動産の組み換えやマンション経営の節税など、いろいろな場面においてお金は複雑に絡み合っています。時代の大きな流れを掴むことも大切ですね。シェアの拡大が目下の私の目標です。

もうひとつは当社のブランド力を日本一にまで高めることです。日本経営というとどうしても医療に対してのイメージが強く、税理士法人としての印象は少ないものです。税法はあくまで日本国内においての勝負ですから目標高く、まずは日本一を目指して日々邁進していきたいです。

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