チャレンジできる組織風土

Organization to challenge

病院経営に対する最前線に立ち、各分野のプロの力を結集
経営を支援しつつ、病院会計に関する大学との共同研究も

病院財務事業部
課長代理
2011年入社

二木 亮士 ryoji futatsugi

各分野のプロを束ね、タクトを振るプロとして
お客様にとって最善の会計を追求

Q.現在の仕事内容を教えてください。

A.担当する病院に対して、毎月、経理の方が作ってくださる損益計算書、貸借対照表をチェックします。そこに記載のある数値をベースに、経営の意思決定や施策の立案などに有用な資料を作成し、理事長や事務長など経営層の方々へ報告します。報告にあたっては、我々が伝えたい事を伝えるだけではなく、相手にとって価値のある情報を伝えていく必要があります。そういう意味においては、事前に、想定されている経営計画や業績目標などをヒアリングし、数値に落とし込んでいく作業を行います。掲げた計画や目標に対して、その達成度や進行状況をモニタリングし、また、達成に向けた施策を一緒に検討するなど、単なる業績の報告にとどまらない経営支援を行うわけです。

 ですから、経営層の方々へ、目指されている経営について最初に詳しくお伺いすることがとても大切です。その上で、あるべき姿と現状との間のギャップを客観的な数値によって示し、目指すべき数値上の目標をご提案します。目標が計画倒れにならない様、状況によっては、当初の計画を適宜修正しながら、目標の達成をご支援します。

 経営において、何かを達成する、何かを変革するためには必ず資金が必要となります。資金を残していくための本質的な方法は利益を計上する事ですので、利益の向上というのは、非常に大切な観点です。利益を残していくために、収益の改善に着手すべきなのか、あるいは経費の削減を優先すべきなのかを、経営者層と一緒に検討する中で、具体的な方法を練り上げていきます。

 日本経営グループには、病院の収益改善を専門にしているスタッフや経費(固定費)の適正化支援を行うスタッフなど、各分野に百戦錬磨のプロフェッショナルを擁しています。私は、お客様の想いをしっかり汲んだ上で、それらを実現できるプロフェッショナルに相談して方向性を定めるというコーディネーターだと思っています。なぜなら、「会計・財務は、組織を過去・現在・未来の視点で俯瞰することができ、常に最善なことを最善のタイミングで伝えることができる。また、経営活動を客観的数値で表すことができ、経営活動の進捗が可視化できる」と定義づけています。全て自分で対応出来る事に越した事はないのですが、現実的にそれは難しいお話です。お客様にとって一番良いソリューションを提供するためにはどうしたら良いのか?それは、各分野のプロの力をお客様にとってベストなタイミングで提供し、全体をコーディネートする中で、きっちり数値として結果を出していく事であり、それが自分のプロフェッショナリズムだと考えています。

活動を枠にはめることなく、広い視野に立って
帳票の標準化や病院会計の理論化などに挑戦

Q.そうした立場を活かし、複数のプロジェクトにも参画されていると聞いていますが?

A.一つは、帳票統一プロジェクトです。我々の仕事は、損益計算書や貸借対照表を作成する事ではなく、そこから課題を見つけ出し、その課題の解決に向けて、お客様と個別具体的な施策を検討していく事にあります。そういう意味では、仕事内容は、どうしても属人的になりがちです。属人的である分、良い事も悪い事も含め、全てが自分に返ってくる仕事であり、そこに大きなやりがいを感じて仕事をしております。ただ、一方で、我々は、日本経営という組織でお客様に対応しております。たとえ今の担当者が変わったとしても、お客様には、変わらず一定レベルの品質やサービスを提供する必要があります。とりわけ、経営の検討資料として提供する帳票などには、高いレベルの品質が求められます。税務署へ提出する損益計算書、貸借対照表は、同じフォーマットで作成がなされますが、お客様へ提供する帳票などは、決まったフォーマットは存在しません。社内でもこれまでは担当者任せでした。「日本経営のそれぞれの社員のノウハウを集約し、高品質の帳票を、標準的に提供出来る体制を構築したい」こういった想いから、帳票統一プロジェクトが発足しました。数人のメンバーで1年半ほど前から取り組み始め、今では、システムを通じて、誰でもすぐに高品質の帳票を作成する事の出来る環境が整いました。これまで資料作成に割いていた時間が削減される事で、お客様にとってより価値の高い業務に力を注ぐ事が出来ています。こういった経験は、何も社内だけに留まらず、お客様先でも活きてくる事例です。お客様先の業務の効率化や仕組み化を検討していく上で、帳票統一プロジェクトで取り組んだプロセスというのは、非常に参考になっています。

 もう一つは大学との共同研究プロジェクトです。我々が相手にさせて頂いている方々の中には、医師免許を持っていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。経営者であり医師である方々は大変クレバーな方が多く、経営会議の中でも、何故そうなるのかといったご質問を多く頂戴します。何故、何故といった内容を突き詰めていった際に、実務で出来る事、証明出来る事には限界がある事に気付き、それならば、大学の会計の先生方と一緒にやったらどうかとアドバイスを頂いたのがきっかけでした。経営の結果として表れるのが経営数値ですが、そこに学術的根拠が付け加われば、より、病院の経営者の方々にとって、有用な情報になるのではないか。学術的な検証に裏づけされたノウハウは、健全な病院経営に繋がるのではないかと考えています。

 現在は、「決算の早期化が、病院のROAにどのような影響を与えるかどうか」というテーマの検証に取り組んでいます。一般公開されている病院の財務データを収集し、それを統計的に分析する事で、因果関係の検証を行っております。検証にあたっては、大学の教授の力もお借りし、論文という形で、成果物をまとめる予定にしています。実際に今回の検証が上手く行けば、病院内での決算早期化に対する意識の向上に繋がるのではと感じております。決算の早期化は、色々な副次的な効果を含んでいます。決算を早期化しようと思えば、経営層と現場の協力は不可欠ですし、日々、経営の管理が出来る仕組みがなければなりません。そういった改善の取り組みが進んでいけば、自ずと病院の業績も良くなるのではと、感じております。もちろん、お客様のための取り組みですが、自分自身もどのような結果が出てくるのか、非常に楽しみにしています。    

一人ひとりの個性を見極め多様なプロを育て上げる
日本経営の社風を大切に、一層の前進を

Q.今後、どんなことに挑戦していかれますか?

A.ここ数年、色々な挑戦の機会がありました。先にお話したプロジェクトの件もそうですが、一番大きな転機となったのは、部署の異動です。これまでは診療所のお客様を中心に業務を行っておりましたが、昨年より病院財務事業部へと異動の機会を頂き、現在に至っております。診療所、病院それぞれに特徴があります。組織規模が異なりますので、病院のお客様に関しては、関わる利害関係者の方も多くなります。お客様への提案という観点において、診療所の場合、最初から、意思決定者と直接お会い出来る機会が多くあります。距離感が非常に近い分、コミュニケーションの頻度も多く、様々なお悩みをご相談頂きます。一方、病院の場合、意思決定者への提案に至るまでに、多くの方々と打合せを行い、提案内容をまとめていきます。それぞれのプロセスにおいて、組織内の利害関係を調整しながら、業務を進めていく必要があります。これまで培ってきたやり方だけでは中々通用せず、今の年次になって、一から挑戦させて頂いています。

 色々な機会を与えて頂いていますが、振り返ってみると、その都度、上司や先輩に「挑戦してみないか」とお声がけ頂いていた事が印象的です。個人的に、当社は人の事をよく見てくれる会社だなぁと感じています。個々人の仕事のレベル、置かれた環境、個性に応じて、本当に色々な挑戦の機会を与えてくれます。やるかやらないかを決めるのは自分ですが、そういう挑戦出来る風土が存在しているというのは、社員にとって非常にやりやすいのではないでしょうか。

 私はこれまで色々な方に背中を押して頂いて、様々な事に自由に挑戦させて頂きました。だからこそ、今度は、自分がそういった役割を担いたいなと感じています。自分1人が頑張っても、あげられる成果は限られていますが、チームで頑張れば、大きな成果をあげられるかもしれません。部下や後輩の社員が、それぞれの個性を活かし、活き活きと仕事が出来る環境をぜひ創っていきたいなと思います。

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